3次元スキャナ「FARO」の導入に関するお知らせ
この度弊社では、事業再構築補助金制度を活用して、大型機械の改造・新規計画の際に必要となる据付場所の現地調査を効果的に進めるため、3Dレーザースキャナーを導入致します。
導入予定日:2021年9月
<導入する3Dレーザースキャナー>
FARO社製 FocusS Plus350
<3Dレーザースキャナーの性能>
計測距離:0.6m~350m
測距制度:±1.0mm
測定速度:最大200万点/秒
視野角度:垂直300°/水平360°
<3Dレーザースキャナー導入により可能になること>
・大きな面積の3次元位置データを、瞬時に取得できます。
・高所や危険個所(稼働中の機械近傍、暑熱箇所、大音量箇所、吊荷が頻繁に往来する箇所など)にある設置物の位置データを、人が立ち入らずに取得できます。
・トータルステーションやコンベックスを使って計測していた情報よりも、早く多くの情報を取得できます。
・トータルステーションやコンベックスを使って計測していた情報は一度基図に転記し、整理してからCADデータ化していましたが、3Dレーザースキャナーを使うと、基図転記作業がほぼなくなります。
・3Dスキャナーで取得した配置現況データと、3DCADで設計した機器装置とを重ね合わせ、装置ベース・使い勝手・機能性を確認することができます。
▲取得した3D点群データに新規設計3Dデータを重ね合わせた様子
<想定される主な用途>
・工場内の配管・柱・開口部の配置現況データ取得(建築から年数が経ち、改修後の現況図がない工場など)
・改造対象の大型機械周辺のクリアランス確認
・大型船内の配管設備敷設現況の確認
・バルク貨物船の積載スペース計測
・治金工場で使用する高温治金容器の、内面保護層欠損状況計測など
【参考】事業再構築補助金に関して
新型コロナウイルス感染症の影響が長期化し、当面の需要や売り上げの回復が期待しづらい中、ポストコロナ・ウィズコロナ時代の経済社会の変化に対応するために中小企業等の事業再構築を支援することで、新分野展開、事業転換、業種転換、業態転換、又は事業再編という思い切った事業再構築に意欲を有する中小企業等の挑戦を支援するための制度です。
弊社は第1回公募(通常枠)に応募し、令和3年6月18日に中小企業庁の採択を受けました。
第1回公募(通常枠)の申請者数は16,897者、採択者数は5,092者であり、採択率は30.1%でした。
<当社の採択内容>
補助事業名:
高性能3Dレーザースキャナ導入による「現地調査業務」のデジタル化と「無人化」の実現による「三密回避」
認定支援機関:
室蘭信用金庫